あけましておめでとうございます。
どうぞ、2019年もよろしくお願いいたします。
年末から年始にかけては、ほぼこの舞台の事ばかりを考え、歴史に、そして航空史に照らし合わせ推敲し、原稿と対峙していました。
もうあと2週間ほどでこの舞台がたった1回のみですが、幕を開けると言うわけです。
今回は、色々と初めての試みがあります。
基本的に舞台と言うのは、1人の演出家によって物語が読まれ、
その感性によって演出と言う作業が行われるわけですが、こと、男女の問題に関しては、それぞれ見方や価値観が異なるわけで、1人の視点からの読み解きではなく、
男女それぞれの視点からの読み解きによって、それぞれの価値観に基づき、
これは即興で舞台が進行すると言うものです。
男の理屈、
女の理屈、
これは僕が読み解き、演出してしまっては、男の理屈によって理解された女性の理屈になってしまうから。
本来舞台は、そのほうが観やすいのかもしれません。
なぜなら、誰か一人の視点に立って、物語が解読され、感受され、話が進んでいくわけですから、読者と言う演出家の視点が一番わかりやすいはずです。それを考え、作業するのもまた、監督や、演出家の仕事。
しかしながら、今回は共演の須賀由美子さんには多大なる負担をかけてしまっていることと思いますが、
彼女には、彼女の視点での、
女性側の理論を持った上で、
女性の代弁者としてステージに立って欲しいと思っているばかりなのです。
この演出法は、グレッグデール氏のワークショップにて学んだ手法でもあります。
作者によって作られた世界ではなく、リアルタイムで作られて行く、ラジオの生放送に限りなく近い。
だからこそ、ディレクターも、舞台の演出家ではなく、ラジオの福田勇樹氏。
とにかく信頼出来るディレクター。
これは、ラジオの手法で出来上がるに違いない、生の舞台。
さしずめ、僕は、あと構成作家の役割を担うばかりです。
そんな舞台だからこそ、須賀由美子さんは、間違いなく、存分に出来ると。
楽しみな僕がいます。
あらためて、本音もよろしくお願い致します。
そして、どうぞお楽しみに。
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あけましておめでとうございます。
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