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Channel: Shinzen's EYE!
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須賀由美子という女性

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1月19日 さいたま市宇宙劇場にて、 プレミアムな、たった一回のステージ、 『あるパイロットの見たものは』を上演させて頂いた。
星の王子様で有名な、サンテグジュペリ、その一人の男を支えた妻、コンスエロの物語。
1548218479760.jpg これ、そもそも、同じ放送局で、同じ番組を、曜日違いでやっていることからの縁。
たまたま、ピンチヒッターで須賀由美子さんが、僕と同じ曜日を担当してくれ、
番組後に飲んだ時の、彼女の涙がきっかけだった。
彼女はお酒が入ると、泣き上戸なのか?? いや~、そんな彼女に泣きながら説教されてね~。 1548218482217.jpg 『だいたい、男の人っては、ワガママ過ぎますっ!』だの、
なんだのかんだの。
ひたすら、僕と、『火あぶり』の大将の枝野さんは、謝罪してた。(笑)
それが面白くて、とにかく印象に残ってしまった。 1548218483067.jpg
ちょうど、その頃気にしていた案件でもある、プラネタリウムでのステージ、
何をしようか考えあぐねていたところ、
『これ、星の王子様のコンスエロを、彼女なら、地でいけるんじゃないか!』と、
感じたわけ。
彼女なら、難なく出来るはずだと。 そして、僕も難なく行けるはずだ。
もう、この瞬間、舞台の九割が完成した感覚に包まれた。
まあ、その後色々あり、彼女には不安を抱かせた側面もあるわけですが、 とにかく、すでに、彼女にはスキルがあるわけで、
無用なチャレンジなどはしてほしくなかった。 1548218484180.jpg 表現と再現は違うし、鍛錬した俳優さんでないと、再現になってしまう可能性も往々にしてある。
ただからこそ、練習は控え、リアリスティックな時間を作ることに、注力した。
だからこそ、彼女には演技とかのオーダーでなしに、
とにかくコンスエロという一人の女性を探求していて欲しかった。
すると、期待以上に、彼女はコンスエロの年表まで作って、
コンスエロを研究、探求していてくれた。
だって、本質は、コンスエロの再現でなくて、
男と女、夫婦の普遍的な本質、関係を舞台の上でぶつけ合うこと。
だからこそ、彼女にしかできない役なんだと。
ラジオにいつも真摯に向き合ってる彼女なら出来る!という確信があったわけ。
ほんと、完全に彼女は期待に応えてくれて、ディレクターの福田氏と共に、楽しくて仕方なかった。
だからこそ、続演もしたいし、新作も、作りたい。
とにかく彼女は、勉強熱心なんです。
それゆえに、彼女自身で、不安になることも。まあ、 僕や福田氏の動き見てりゃ、そうだったというのは納得。
リアリスティックをリアルタイムで! なんてオトコ2人ですから。(笑)
でも、次回からは、もう岡田福田のスタイルは、彼女は知っているわけで、
大丈夫だと思うわけです。 このスタイルを経験したからこそ。
すでに、また須賀ちゃんと作ることが楽しみ。 次はね~...。もう、構想は出来上がってるさ。 須賀さんとの出会いに感謝です。

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