1月19日
さいたま市宇宙劇場にて、
プレミアムな、たった一回のステージ、
『あるパイロットの見たものは』を上演させて頂いた。
星の王子様で有名な、サンテグジュペリ、その一人の男を支えた妻、コンスエロの物語。

たまたま、ピンチヒッターで須賀由美子さんが、僕と同じ曜日を担当してくれ、
番組後に飲んだ時の、彼女の涙がきっかけだった。
彼女はお酒が入ると、泣き上戸なのか??
いや~、そんな彼女に泣きながら説教されてね~。
『だいたい、男の人っては、ワガママ過ぎますっ!』だの、

なんだのかんだの。
ひたすら、僕と、『火あぶり』の大将の枝野さんは、謝罪してた。(笑)
それが面白くて、とにかく印象に残ってしまった。
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ちょうど、その頃気にしていた案件でもある、プラネタリウムでのステージ、
何をしようか考えあぐねていたところ、
『これ、星の王子様のコンスエロを、彼女なら、地でいけるんじゃないか!』と、
感じたわけ。
彼女なら、難なく出来るはずだと。
そして、僕も難なく行けるはずだ。
もう、この瞬間、舞台の九割が完成した感覚に包まれた。
まあ、その後色々あり、彼女には不安を抱かせた側面もあるわけですが、
とにかく、すでに、彼女にはスキルがあるわけで、
無用なチャレンジなどはしてほしくなかった。
表現と再現は違うし、鍛錬した俳優さんでないと、再現になってしまう可能性も往々にしてある。

ただからこそ、練習は控え、リアリスティックな時間を作ることに、注力した。
だからこそ、彼女には演技とかのオーダーでなしに、
とにかくコンスエロという一人の女性を探求していて欲しかった。
すると、期待以上に、彼女はコンスエロの年表まで作って、
コンスエロを研究、探求していてくれた。
だって、本質は、コンスエロの再現でなくて、
男と女、夫婦の普遍的な本質、関係を舞台の上でぶつけ合うこと。
だからこそ、彼女にしかできない役なんだと。
ラジオにいつも真摯に向き合ってる彼女なら出来る!という確信があったわけ。
ほんと、完全に彼女は期待に応えてくれて、ディレクターの福田氏と共に、楽しくて仕方なかった。
だからこそ、続演もしたいし、新作も、作りたい。
とにかく彼女は、勉強熱心なんです。
それゆえに、彼女自身で、不安になることも。まあ、
僕や福田氏の動き見てりゃ、そうだったというのは納得。
リアリスティックをリアルタイムで!
なんてオトコ2人ですから。(笑)
でも、次回からは、もう岡田福田のスタイルは、彼女は知っているわけで、
大丈夫だと思うわけです。
このスタイルを経験したからこそ。
すでに、また須賀ちゃんと作ることが楽しみ。
次はね~...。もう、構想は出来上がってるさ。
須賀さんとの出会いに感謝です。