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働き方、間違いな、新しい働き方

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大前提として、日本が強かった時の働き方、それを否定しておいて、日本の競争力が下がった…。その議論が、不毛だと思う。

日本には、日本人の気質に合った、日本らしい働き方があって、そうなっている時に水を得た魚になれるわけだと思う。
だから、今の新しい働き方を前提にして、いくら議論しても、解決の糸口が見えない。
シンプルにそう思う。

日本は『組織』が大好き。それは僕も。
その組織愛というものが、強さにも繋がっていたと思うのです。
会社と言う組織も、その組織愛を受けて、互いに強くなって行く。
ドラマでも、そう言うのが流行る。
そして美徳、美談として語られる。

なのに、現実では、その組織からの解放ばかりが叫ばれ、そこベースで語る事が、新しい働き方と…。

例えばヒーロー、
アメリカだと一匹狼がヒーローになる傾向が顕著なわけだけど、
日本だと、団結をまとめた人がヒーローになりやすい。

日本は、団結する事に強さがある。
団結と言うのは、組織でないと出来ない。

その組織は、個の集団。

組織が個を、個が組織を頼らない傾向に持って行くことをが新しい働き方…と言っているように過ぎないと思う。

確かに、いままでとは違うけれども、
だから、『新しい』ではない。
新しくとも、合ってない働き方では、競争力は落ちる。

日本の競争力が落ちた…と言われ始めた時と、新しい働き方が叫ばれ始めた時期は符合する。

そこを考えず、『新しい』=『良い』と思ってしまう節、そのまま垂れ流すのは、どうなんだろうか。

その個について、価値観という尺度、教えている教育。
今の教育では、『新しい働き方』に見合うような価値観は教えていないし、
それは日本には、日本人には合っていない。

日本には、日本人らしい美徳があるわけで、
それを教えられてきた個が、チカラを発揮しやすい働き方。

それって、新しい働き方が叫ばれ始める以前のスタイルなんではないかなと。
そこの細かい環境を良い方向にと変えて行くことが、
それこそ、新しい働き方で、日本が強みを発揮する『仕事』が出来る社会なんではなかろうか。



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