小学校の子供への評価。 そこには絶対評価と相対評価という ベクトルがある。 おそらく、年齢を重ねるにつけ、 相対評価が一般的になるものの、 小学校段階では、 絶対評価基準で通信簿が形成されるべきと思っている。 大人になって、営業職ならば、もうこれは相対評価になるわけだが、 それ以前や、研究職の場合は、 絶対評価という基準でなければ、 個性や独自性はスポイルされてしまう傾向にあると思う。 絶対評価とは、 その個に対する絶対的な評価であり、 その子が、これまでに比較してどんだけ頑張ったか、比較せずとも、 そこに頑張りがあったか…。 これを評価する尺度。 対して相対評価とは、 同じレベルの…つまり同学年の中で、 周りの平均を出して、評価をつくるもの。 評価としては、出し易い、導きやすい利点がある。 しかし、その評価の価値観は、一元化されたもので、独自性は皆無だ。 本人にとって、どんな努力があったのか、 何が成長したのか、 何に取り組んだのか。 学校だけでは見えてこない側面もあるだろう。 そりゃ、先生も、絶対評価の視点で評価して頂きたいものだが、 親こそは、絶対評価をし易い存在でもある。 そんな視点で、通信簿を見て欲しい。 正すところは、的確に。 伸びた所はちゃんと評価する。 そうであって欲しいなと。 願うばかり。↧