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Channel: Shinzen's EYE!
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仕事の為の前提をさ…。

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チョット、ショックなのでありました。

先日、とあるメーカーに、インプレでお借りした車両を返却に伺いました。

まあ、メーカーはいいんですよ。

魅力的でした。とっても魅力的で、
これからも積極的に取材させていただきたいマテリアルがいっぱい。

でも、ショックなことがありまして、思わず書いてしまおうと。

車両を返却するときには、誰かと鉢合わせなんて事もあります。

車両返却が、ギリギリの時間になりまして、夕方5時ジャストになってしまったのでした。すると、同じく返却に来ていた、某自動車評論家の方も返却に。

その方のお顔は、自動車雑誌で何度か拝見しておりましたが、
まあ、なんとも言えないテキトーなお姿なのでありました。

御歳六十代後半でしょうか…。

テンセル生地のペラッペラなジャケットに、丈の足りなさすぎなぐれグレンチェックのズボン。
明らかに100円ショップデスと主張しているようなネクタイを、だらしなく首から垂らし、足元は、1000円で売ってそうな、よく分からないスポーツシューズ。
ズボンとシューズの間には、思いっきり白い靴下がオーラを放っておりました。
丈、足りなさすぎだろっ!ってツッコミ、したい衝動。

それぞれのアイテムを否定しない僕ではありますが、
それらを最悪なカタチでトータルコーディネートしてお召しになっていらっしゃる。

ファッションのファも、もTPOのTもないようないでたち。
服飾のマナーもへったくれもない。

こういう方に、評論されちゃうクルマは可哀想だなと。

世間の一般から考えても、駅ですれ違ったら、近寄りたくないタイプです。

今まで、自動車雑誌では、お顔しか拝見していなかったのでわかりませんでしたが、
こういうお方だったのかと…。

いやいや、それはないでしょう!

この方がおっしゃるクルマに対する意見も信じていた僕ではありますが、
もう、今後は信じられない。というか、信じたくない。

クルマのデザインがどうこう!のまえに、あなたが、まず、どうこうでしょ〜。

そこのセンスが最低限を維持されていらっしゃらない方の言葉を
クルマに対する意見として耳を傾けちゃっていた僕自身を残念に感じたのでした。

社会人として、ありえない出で立ちの方が、メーカーが社会に出されたクルマを
あーだこうだは、ナイダロー、オイオイ!
なのであります。

やっぱ、小沢コージさんくらいの、カッコ良さがなきゃ。

引っ張ってってくれちゃうセンスの持ち主が、
憧れ見せてくれて、その上で辛口で現実教えてくれんなら、
いいんですよ。

その対局に存在するような評論家の方がいらっしゃるんだなと…。

差別主義者ではないけれど、
少なくとも、日本で刊行される出版物で自動車評論されるなら、
日本で普通の社会人としてのマナーがあるような服装であって欲しかった。

ホントさ、曲解されれば、僕自身がイヤな奴とも受け取られかねないわけだけど、
ショックだったんだよねー。

逆に、僕がお見かけした、『あの方』が、どんなシチュエーションで
クルマとの生活をするのかが、全く見えない。

『人は見かけではない』という言葉は、僕もわかります。
でも、その見かけには、マナーを重んじる姿勢や、
心意気のようなものは現れます。

ギャップが魅力的な場合だって、もちろん、一つの要素。

だけれども、それでも『ないだろー!』はあるわけです。

パジャマで通勤しないのと一緒。

僕らの番組は、自動車評論ではない。
自動車に似合うシチュエーションを考察するコンテンツ。

根元には、男は女に、女は男に『モテる』を大原則。
そして、クルマが存在することによって、どう、日々の生活が良い方向へ変化するか?

そんな可能性を想像しているプログラム。

だからこそ、クルマが相棒になるわけです。

でも、あれじゃあ、クルマがイメージ悪く下げられちゃうようなドライバー。ってか、評論家。

やっぱさ、車にかっこよさ求めてるひとだっているんだからさ、
それを確かめる人だって、そこそこかっこよくなきゃ。

だとおもうんだよなぁー・・・。

だってさ、返却にいらっしゃってた、その光景が、
もうクルマに似合ってなかったもの。

少なくとも、クルマを提供してくださってるメーカーに返却するときだって、
もちろん、それをテストしてるときだって、移動中だって、その車に似合うようであって欲しい。

その上で、はっきりと評論されるのはいいでしょう。
好き嫌いだって、良い悪いだって。

いや、つくづく、返却しに来たクルマに似合ってなかったんだよねぇ。

その似合う、似合わないというのはさ、
天性的なものでなくて、なんだかだらしない生活感がにじみ出ていると言うか・・・。

あえて、あの方の、あの時の服装、いでたち、シチュエーションで似合う車だったら、

5年落ちの一度も洗車したことないような軽で、いやいや病院の駐車場・・・かなぁ。
そこで車への愛着なんてどうでもよくて、ただ乗ってます・・・オーラ全開なかんじ。

イメージして頂けただろうか?

いずれにせよ、メーカーが一生懸命創ったクルマ、敬意を持った上で、
向き合って、そうでないと、参考にならないなと。僕ら読者側として。

僕らのプログラムは雑誌や、書籍ではなく、ラジオではあるが、
逆にもっともっと謙虚にやらねばと。
あらためて、そう感じたわけでした。







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