そんなとき、作り手の想いに触れて、感慨深くなる。
これまで、人生で何回、牛丼で幸せになったことだろう。
記憶にある、人生最初の牛丼は吉野家。
それから、色々な牛丼屋さんにお世話になった。
そんな牛丼の世界を番組で取材させて頂いた。
『どん亭』である。しかも、個人的にもお世話になることがある、新城店。
こういうお店だからこそ、ナチュラルに牛丼の世界を伺えることがいっぱい。
ほんと、いい話を味わえた。
でも、その話は、やはり牛丼の味に現れる。
旨かった。
ゲーテの言葉に、
『涙とともにパンを食べた者でなければ、パンの本当の味を知っているとは言えない…。』
と言うのがある。
同じことだ。
『涙とともに牛丼を食べた者でなければ、牛丼の本当の味を知っているとは言えない…。』
そして、笑い声と共に、牛丼を食す。