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今日の仕事帰りの列車、
運行中に突然停止した。
つい先ほど通り過ぎた駅で、
人身事故とアナウンス。
宇都宮線、止まったままだ。
人身事故って、単なる『事故』じゃない。
自殺と言う現実がある。
自殺に関しては、いくら深く考えようとも、普通は越えない壁を越えてしまっている本人の思考によるものだから、
周りは察知するのも難しい。
それが現実。
内戦してる地域の死者数よりも、日本は超えてしまってる
その数年間20,000人以上。
交通事故防止、交通事故者数を食い止める運動は、全国的だが、自殺に関しては、
そこまで徹底されていないと思う。
だけど、そうだろう。
自殺そのものに対する議論は不毛であるとも感じる。
私が弟を失った時、20年前、
あの朝、何が正解なのかを
探そうとしたけれど、
その後、長い時間を通して感じるのは、
『悩まないで』の言葉によって
悩まないようでいられてしまうならば、
逆に人間ではない思う。
そして、一方で、
そこに
『悩まないで』
と声かけしてしまうことこそ、
向き合ってないとも言うべき事象。
『誰かに相談』
できる状況なら、すでにしてるだろう。
その相談する事に、プライドだってある。
生きる尊厳だ。それこそが。
そう言うことを、安易に提言していることこそ、
本質を見ずに、深く考えもせず…
ゆえに、相談できるはずもない。
根本は、我々では考えのつかない領域の思考まで考えさせる状況。
どうすれば、それを打破できるのか。
答えはないし、一人一人違うことだろう。
しかし、
優しい言葉をかけるのは、違う。
それは、本当に優しい?
本当に優しいとはどう言うことか。
一緒に泣く。
一緒にとことん。
それが出来た上に出てきた言葉でないと。
列車は止まったまま…
疲れたビジネスマンばかりの車両に、
アナウンスが流れるたびに、
重苦しい空気。
大変なんだよね。みんな。
こう言う時に能天気に振る舞えてしまうような人にはなりたくない。
そして、重苦しい『フリ』の人はもっと苦手だ。