日々の言葉の中で、
『最高』を連発する人もいる。
けれど、最高とは、
もっとも、素晴らしい…こと、
もっとも高みを極めている何かである。
だから、そう簡単には僕には、使えない言葉であり、使わない言葉。
番組でも、さような比喩、表現は、ほとんどしない。
最高が、最高ではなく、ベターに近いニュアンスになってしまうのが嫌なのだ。
岡田眞善の言う『最高』は、この程度か…になるか、岡田眞善が言うならば、
それは凄い…これ以上はない!となるか。
僕は、決して『最高』と言う言葉の安売りはしない。
最高…と言えば、それは相手は喜ぶだろう。けれども、正直でありたい。
他の人に伝える事も
仕事としての立場である以上、
相手だけではなく、
その言葉を知った人にもれなく、
『最高』であると認められ、
初めて、言葉を仕事にしている人間の
言葉の重みを認識して頂けると…。
そう思うからだ。
現時点での、『最高』には使うこともあるかもしれないが、それでも、私には、
抵抗があり、
死ぬ時に、あの僕が使った
『最高』は、唯一だったなと、
自信を持って、責任を持って死にたい。
だから、なかなか使わない。
『素晴らしい』を『最高』に置き換えて
表現する人が、いかに多い事か…。
最高!って言いたい瞬間もあるが、
グッと堪えて、冷静になる。
最高に裏切られた経験だってある。
だからこそ、冷静になる。
でも、決して
『最高』を言わないわけではないからね。
ただ、安易に使いたくないのだ。
そして、最高を、いとも簡単に受け取ってしまう人も多い。
最高は、とっておき…のために、
とっておこうよ。
ね。
そうしたい僕が、ここに居ます。