牡蠣で取材した坂越湾は姫路に近い。
姫路・・・実は『おでん』に特質すべき特徴がある。
関東炊き・・・というのだそうだ。
関東の人が食べているおでん。
それを姫路でも食べている・・・はずだったが、
ここで大きな違いが。
関東の人も食べているおでん、
そのおでんというのは、生姜醤油をつけて食べていると・・・。
いやいや、関東の人、そんな食べ方してないから!
でも、後から、姫路ならではの食べ方と認識されたそうで、
いまでは、『姫路おでん』と言われるようになったと。
そんな食べ方が、姫路おでん。
でも、コレが旨い!
韓国のおでん屋さんが、おでん消費の多い姫路で、
韓国おでんの店を開こうとリサーチに訪れていたところ、
何度か来日して、姫路に来ているうちに、
逆に、韓国に姫路おでんの店をオープンさせることになったという事実まで。
まさにミイラ取りがミイラに。(笑)
姫路のおでんに魅了されてしまったそうです。
で、これが日本酒に合うんだ。
この灘菊が美味しくておいしくて。
山田錦の故郷、播磨、
日本一の酒米を作っているゾーンだからこそ、日本一の酒もつくらにゃいかん!
でも、美味しさは、自然のたまもの。
だからこそ、こういうお酒が造れると、川石社長が言っていた。
川石社長によれば、とにかく若い人たちが、播磨の酒蔵では頑張っていると。
しかし、それに応える酒米が減ってきているのが現実だとおっしゃっていた。
海外での日本酒人気で、酒米が足りていない実状があるのだと。
日本酒好きの僕としては嘆かわしいばかり・・・。
取材が終わり、クタクタになりながら、息抜き時間を。
西川さん、クタクタ具合に色気があるじゃーないですか!(笑)
でも、話がはずめば
みんなで仲良く、おでんをつつきました。
姫路の夜、なんかシャッターを切っていました。
やたらと、空気を吸っていました。
姫路・・・僕が初めて認識した、親子旅の記憶。
幼稚園の頃、姫路は夏休みに長期滞在した記憶がある。
なぜなら
『将軍』というハリウッドのドラマ映画の撮影で、江戸城という体で、
姫路城で撮影してたので、
その現場に幼稚園児の夏休み中の僕が毎日いた。
何日も何日も、貸し切りの姫路城の中で遊んでた。
たしか、リチャードチェンバレン演じる、三浦按針役、その仲間の役を父親がしてた。
朝から夕方まで、まさに撮影が終わるころまで、一人で姫路城、敷地、城内、探検してた。
記念メダルが欲しくてねー。
これは、父親との良い記憶。
だから、姫路には、非常にうすーいけど、強烈な記憶、思い入れが。
だから、街中、シャッターをきっていた。
この空気を吸っていた幼稚園児だった僕が、
たしかに、この場所にいたんだろうなって・・・。
こんなアーケードも、父親と歩いたんじゃなかろうか・・・とか、
良い記憶の片隅に想い馳せてみたりしてた。
実は、これ、僕の中で良い方の『将軍』の想いで。
この何年後か、小学3年生くらいの僕には悪い『将軍』の思い出が出来てしまう・・・。
父親がやっていた、大阪の舞台での『将軍』
この時は、ついて行ってない。
なんなら、父親がついてせる来させるはずもない。(笑)
父親が黒木さんと泊りのホテルのベッドに入って
イチャイチャプライベートがフライデーされて、記事になってしまう。
通学の電車の中でも、フライデー、その中吊り広告で、見出し、写真まで。
学校でも、友達には顔合わせたくないほど恥ずかしく、
「おかだのおとうさんってさー、お母さんじゃない人すきなんでしょー!!!」って。
その時、もう家族はボロボロになった。
母はあきれてたが、
僕がいちばん怒っていたかも。それが嫌だったもんなー。
学校に行くのが嫌な感じだった。毎朝、電車で、その写真を見ちゃうし、
友達にも言われるし・・・。
でも、今回は、姫路。
いい記憶のほうの『将軍、SHOUGUN』を思い出せた。
姫路、また訪れたい。