オヤジの背中……
僕からしたら、さして親父という年齢ではないが、不条理な理由で、教え子や弟子…
まあ、今回は、つまりは僕…が責められた時、頭を深々と下げるオヤジの姿。
正しくは上司…いや、お世話になっている局のプロデューサーだ。年の差は10程。
こういう背中、間近で見た。
僕は、ひとまず先方に頭を下げたが、矛先を変えられ、なぜか叱られつづけていた。
正直、怒られる理由は、僕にもどこにもない。
『ラジオ局に出した手紙が読まれなかった』ということ。
それを街中のバーで、プライベートで仕事の話をしながら飲んでいた『僕』に遭遇し、気づき、その方は、怒り爆発。
とにかくメタクソに言われた僕だったが、
そこで、一緒にいた『オヤジ』が頭を深々と…。
そんな背中を、本当の親父の、そんな背中を生で見る、本物の息子もいた。
頭を下げてはいるが、とても強く、カッコ良かった。
僕もいずれ、そういう行動が出来る『オヤジ』になりたいなと。
そう深く思った。