Quantcast
Channel: Shinzen's EYE!
Viewing all articles
Browse latest Browse all 431

罪の声

$
0
0

NACK5、ハイパーラジオ12日のブックキングで、僕がお伝えした一冊。

これなんです。

罪の声

塩田武士さんの作品、『罪の声』、

この一冊は、仕事の関係で出会ったが、
今の僕が、今、これに出会ったことを喜ぶべき一冊。

この一冊と出会った事で、ひとつの事件、

あくまで名前は、知っていたけれども、
それが
『知った気になっていただけだった』

ということを、

再認識させてくれた。

罪の声

ほんと、世の中に対して、どこかで傲りがあるのでしょう。

知欲を発揮させ、想像力を養うこと。

それにより、他の人の気持ちに近付くことが出来たり、その距離を縮めたり。

罪の声

見出しばかりで、事実を想像することもなく、騒ぎ立てる。

なんと浅はかなことか。

当事者にしかわからない世界があると言うこと。

そこは、推し量るべきツールは想像力なのでしょう。

しかしデータばかりが重宝される世の中になって、

想像力が欠如して、潤滑剤がない世の中になってきているとも感じられる昨今。

ラジオもまたしかり。

聴く上で、想像力を持って聴くことも醍醐味であり、必要なこと。

そこに対して、文言のみに目くじらたてでいるようでは、

ラジオを聴くことが、本質で『ラジオを味わってはいない』と言うこと。

ラジオは新聞でもテレビでもない。

ましてや、ツイッターじゃない。

ツイッターの集結でもない。

ネットでもない。

ラジオはラジオ。

心を伝える、ないしは、そこから新聞へとパスする役目でもあるのだと。

それをこの一冊から、

昭和の事件史からも学べる機会・・・になるような作品です。

塩田さんの取材力と、創造力に脱帽です。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 431

Trending Articles